ここでは元樹の会が、約1fの土地でおよそ600本のハスカップの樹木を育てて
7月にたわわに実ったハスカップの実を一粒一粒丁寧に手で摘み取っています。
表面の皮が薄く収穫すると常温で融けだす性質があるので、収穫後はすぐに冷凍して保存しています。
その冷凍しているハスカップの実を湯煎で5時間かけてゆっくりと煮て、その中へ北海道特産の甜菜糖だけを加えて保存料、着色料無添加のハスカップジャムは出来上がります。
食べた時に皮が口の中に残りにくく、なめらかに出来上がっていると好評をいただいています。
一瓶に150gづつ心を込めて詰めて作っていますので、是非ともこの機会に一度お召し上がりください。
収穫時期のハスカップの実
ハスカップとは
日本では北海道で群生している木です。
耐寒性を持っていて千島樺太が原産で、ハスカップの実を食べた渡り鳥が種を千島樺太から北海道へ運んで来たと考えられます。
和名はクロミノウグイスカズラと言い、古くから不老長寿の実としてアイヌ民族に珍重されてきました。
ハスカップの実は小指の先ほどの小さな実で、俵状、丸状、三角状など多彩です。
ジャムに加工して、パンに付けたり、ヨーグルトに混ぜたり、水に溶かしてジュース、それにゼラチンを入れればゼリーになります。
焼酎にハスカップの実をそのまま入れて果実酒も出来ます。
もちろんスイーツやお料理のトッピングやソースとしても使え、爽やかな酸味を添えることが出来ます。
ハスカップの実には、アントシアニンがブルーベリーよりも多く含まれ、他に鉄分、ビタミンE、C、クエン酸、リンゴ酸、食物繊維を含有していて、カルシウムは他のフルーツに比べて非常に多く含んでいます。
鉄分は貧血、カルシウムは骨の強化、食物繊維は糖尿病、動脈硬化の予防や整腸作用があり、抗酸化作用があるアントシアニンは視力の改善、高血糖値を抑える働きがあると言われています。